9月27日10:30~本のまち八戸ブックフェスミニにて『猫のミーラ』を紹介!

年に一度の「本のまち八戸ブックフェス」。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を行いながら、9月27日に規模を縮小、「本のまち八戸ブックフェスミニ 2020」として開催されます。

その配信トークイベントにて、よはく舎『猫のミーラ』について、ご紹介をさせて頂きます!

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当日は、会場内の大型ビジョンで投影。
私は東京から八戸にオンライン上にてお伺いさせていただきます!

会場では『猫のミーラ〔通常版〕』、『猫のミーラ〔特装版〕』、『NO YOUTH NO JAPAN』vol.1 の3点も販売していただきます。

当日は、井上奈奈さんの作品について、藤原印刷さんでの印刷についてなどお話させて頂きます。

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何か事前にご質問などありましたらツイッターやメール(yorunoyohaku【@】gmail.com)などへお気軽にお寄せくださいませ。

八戸近隣のみなさま、八戸ブックセンター(の映像)にてお会いしましょう!

代表 小林えみ

書籍即売会《We love 藤原印刷!》 in よはく舎 開催のお知らせ

追記:
効果のある/なしの境界線 のミニ展示を行います! 今年、2020年1月に藤原印刷さんが平和紙業さんのギャラリーで開催して大盛況となった、「功かのある/なしの境界線」展。こちらの縮小版展示です。見逃した方はぜひ!
束見本の販売も行います! さまざまな書籍の原型、あるいは市場にでなかった白紙の本たち。大小サイズ問わず、一律500円で販売します。
ウェブ販売実施! 開催期間中、会場のウェブカメラをずっとオンにして、遠方の方でも来場者と同じように書籍をご購入頂くことができます!コメント等で「この本をアップで見せてほしい」「解説してほしい」などのリクエストも回答できます。

丁寧な「心刷」で評判の印刷所、藤原印刷さん。昨年は松本の自社工場を解放して、印刷所見学と書籍即売を行う、本のお祭りを開催されました。

とても楽しいお祭りで、藤原さんとも「来年(2020年)もぜひ!」という話をしていたのですが、皆さんご存知のように、現在はコロナ禍がまだ収束していません。春先に藤原さんから「今年は開催はむずかしいかもしれません」というお話を聞いていましたが、夏、正式に社内ではとりやめを決定された、というお話をお伺いした時、もう少し小規模で、気を付けながらの「心刷祭」の御礼イベントが開催できないかな、と考えました。

それが、「We love 藤原印刷!」です。「心刷祭」にご家族連れなどでお越し頂いた長野の藤原印刷ご近隣の方々は、ご参加がむずかしくなるため、申し訳ないのですが、東京から人が押し寄せるより、リスクは少ない形で開催を考えました。オンラインでのご紹介などでなるべく一緒に体験やお買い物をしていただけるようにいたします。もちろん、長野以外の全国からの参加も歓迎です!

《日時》
2020年10月16日(金)15時~20時
2020年10月17日(土)11時~19時
《会場》
 千代田区九段南2-2-8松岡九段ビル201 GOTTA九段下(mineO-sha)
九段下駅2番出口から徒歩4分、千鳥ヶ淵の端に面した築91年の近代建築ビルです)
《ご来場に関して》
入場無料、出品されている書籍類は購入することができます。
予約なしのご来訪も歓迎ですが来場者が多数となった場合には、入場制限をさせて頂きます。
その場合、予約の方を優先入場とさせていただきますので、下記、事前の入場予約(無料)をお願いします。
優先入場の場合に、予約者の方がご指定の時間にご連絡なく15分以上遅れている場合は、会場が予定人数の満員に達した場合、外でお待ちいただき、順番に会場内へご案内いたします。
《当日の感染症対策について》
検温、手指消毒、マスク着用のお願い、体調チェック確認書のご提供をお願いいたします。確認書は第三者への勝手な提供はせず、2ヶ月で廃棄いたします。

《予約画面》

連絡先 yorunoyohaku(@)gmail.com
主催:よはく舎、協力:藤原印刷

We love 藤原印刷なかま(50音順、これから増えます!)
青山ブックセンター本店aptp books京都文鳥社ケイタタ友田とんBook&Design本屋lighthouseメディアサーフコミュニケーションズよはく舎

「We love 藤原印刷なかま」や当日の展開書籍、ミニイベント、オンライン配信の内容などはまた追ってお知らせさせて頂きます。
お楽しみに!

藤原兄弟と私

▲小林えみ with 藤原兄弟、2019年心刷祭にて!

《藤原印刷プロフィール》
1965年創業のタイプライター1台から始めた印刷会社。「心刷」を企業理念として、組版・スキャニング・画像補正・製版・印刷・製本・加工等にとどまらず、展示会やイベントの企画を行う。
2018年からはPrinting Teller Book Service(PTBS)という印刷会社による本の販売サービスを開始。2020年には、PTBSのオンラインショップの開設及びセルフパブリッシングの作品の新刊メールマガジン配信サービスを開始。

《心刷とは》
創業者である藤原輝が、当時タイプライターで心を込めて一文字一文字を打ち込み、一冊一冊大切に本を作ってきたことを、心で刷る= “心刷”という言葉で表現し、会社の理念として掲げました。あらゆるものがデジタル化された現在も、全社員が“心刷”の精神を引き継ぎ、心を込めて作品と向き合っています。

井上奈奈『猫のミーラ』 重版/刊行版元移籍のお知らせ

本と、ネコを愛するすべての人に捧げられた絵本『猫のミーラ』が、2月22日の刊行からみなさまの応援によって、重版となりました。
また、この重版以降、刊行版元を堀之内出版から、よはく舎へ移籍いたします。

猫のミーラ(通常版)
978-4-910327-00-6(よはく舎)

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猫のミーラ〔特装版〕
978-4-910327-01-3(よはく舎)

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『猫のミーラ』制作チーム
著者 
井上奈奈
編集 小林えみ
英訳 ショーン・ディヘヴン 英訳協力 みつじまちこ
装丁 阪口玄信・池田敦G_GRAPHICS INC.
印刷所 藤原印刷株式会社
版元 よはく舎

猫のミーラは薄いベージュの地の紙の上に特色4色(金・銀・赤・白)で刷っています。金と銀は光り方の強いLR輝き、白はオペーク白ですが、他のインクとの混じりによる濁りをなくすため、藤原印刷が丁寧に工夫して印刷しています。特装版は赤い紙の表紙に白を4度刷しており、なかなか乗りにくいインクが繊細な線のずれもなく美しく刷られています。印刷好きにはたまらない1冊です。

また、この本は日英表記になっており、英語話者の方にもご愛顧頂いています。

原画展も、2020/02/18~2/23の森岡書店(銀座)での個展から始まり、コロナ禍でのイベント自粛を超えて、福岡のブックスキューブリックさんにて原画展開催(2020/06/16~7/12)、そして現在、岡山の451BOOKSさんにて原画展が開催されています(2020/09/05〜09/28)。

井上奈奈さんのすてきな作品、猫のミーラと少女フリーダは、多くの関係者や読者の支えによって、ここまできました。これからさらに世界中でもっと多くの方に愛されてゆくでしょう。

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画像は451BOOKSさんで掲示中の『猫のミーラ』原画です。この線画が印刷によって版画のように彩色され、絵本となります。アーティスト・井上奈奈によるその工程設計があってこその作品です。

※書店様へ 堀之内出版刊行版と内容の変更はございません。引き続き既刊の販売、また委託でのお取引は返品も受け付けております。ご不明点・お問い合わせはよはく舎までお願いいたします。

よはく舎連絡先
電話:08079496916
FAX:0367354326
mail yorunoyohaku @ gmail.com (@のあいだの空白はおとりください) 

【トークイベント2/28】ポピュリズムか、社会運動か 山本圭×斎藤幸平

『nyx』4号にご寄稿頂いた山本圭さんの単著『アンタゴニズムス:ポピュリズム〈以後〉の民主主義』刊行を記念し、『大洪水の前に』の斎藤幸平さんとトークイベントが開催されます。

2020年2月28日(金) 18:30~ 20:00
共和国『アンタゴニズムス』刊行記念
ポピュリズムか、社会運動か 民主主義と私達のこれから
山本圭×斎藤幸平

ラクラウやムフの訳書や論稿の発表で民主主義の現状とこれからについて世に問うてきた山本圭さん単著『アンタゴニズムス: ポピュリズム〈以後〉の民主主義』を刊行されます。
本書では左派ポピュリズムのあとのラディカル・デモクラシーにおいて、複数の「アンタゴニズム(敵対性)」=「アンタゴニズムス」が鍵であるととらえ、これからの民主主義を問いかけています。
斎藤幸平さんは2018年、マルクス研究の著作でドイッチャー記念賞という大きな賞を受賞しました。マルクスの思想を用いて、世界を改善していくことを提示しています。
『アンタゴニズムス』の第一章は「マルクスを別の仕方で相続すること──ポスト・マルクス主義とは何か」であり、21世紀の民主主義とマルクスは接続するのかが論じられています。気候危機、不平等や貧困、フェイクニュースの蔓延、相互不信。世界の諸問題に対して、お二人はそれぞれの研究からどのような解を導こうとしているのでしょうか。
いまやメディアでも注目の集まるお二人ですが、人文書の目利きとして名を馳せるジュンク堂書店難波店店長福嶋聡店長は、『労働と思想』(堀之内出版)等を通じて、早くから彼らに目をかけていました。書店を「言論のアリーナ」と表現し、多様な理論の展開を試みる福嶋店長率いるジュンク堂書店難波店という舞台で、遠慮無用、激突必至の熱いクロストークが繰り広げられます。必聴!

山本圭(やまもと・けい)
1981年、京都府に生まれる。立命館大学法学部准教授。専攻は、現代政治理論、民主主義論。名古屋大学・大学院国際言語文化研究科単位取得退学、博士(学術)。著書に『不審者のデモクラシー─ラクラウの政治思想』(岩波書店、2016年)、訳書に、シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(共訳、明石書店、2019年)、エルネスト・ラクラウ『現代革命の新たな考察』(法政大学出版局、2014年)など。
斎藤幸平(さいとう・こうへい)
1987年生まれ。大阪市立大学経済学研究科准教授。日本MEGA編集委員会編集委員。2018年、ドイッチャー記念賞を受賞。編著に『未来への大分岐』(集英社、2019年)など。

■会場・受付… 3階カウンター前特設会場。入場料無料(定員30名)
ジュンク堂書店難波店 TEL 06-4396-4771 
協賛:共和国堀之内出版

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板東洋介氏第41回サントリー学芸賞〔思想・歴史部門〕受賞記念公開「江戸の情炎―近世日本における「恋」の諸相」(『nyx』2号第二特集「恋愛論」より)

(受賞記念での公開をしておりましたので、現在ダウンロードは停止しております)

 

板東洋介さんが第41回 サントリー学芸賞〔思想・歴史部門〕を『徂徠学派から国学へ―表現する人間』(ぺりかん社)で受賞されました。その受賞を祝し、『nyx(ニュクス)』は第二号にご寄稿頂いた論稿「江戸の情炎 ― 近世日本における「恋」の諸相」をご本人の了解のもと、無料公開いたします。
受賞の選評でも評された古典の深奥に分け入る氏の透徹した視線、それを鮮やかにまとめる筆致の見事さは、本稿において「恋愛」というテーマの艶も表しながら見事に発揮されています。
これを機会に、ぜひ氏の研究・成果の一端に触れて頂けますと幸いです。

 

板東洋介氏に受賞を改めてお祝い申し上げると同時に公開のご快諾に対し厚く御礼申し上げます。

2019年11月17日 『nyx』編集部

《板東洋介氏による『nyx』へのご寄稿》
『nyx』創刊号 第一特集「〈エコノミー〉概念の思想史―アリストテレスからピケティへ」
経世済民」から「経済」へ

『nyx』第2号 第二特集「恋愛論
江戸の情炎――近世日本における「恋」の諸相

historicalmaterialismとドイッチャー記念賞

11月8日にロンドンのSOAS(東洋アフリカ研究学院)で『大洪水の前に』斎藤幸平さんのドイッチャー記念賞(Deutscher Memorial Prize)受賞記念講演です。
ドイッチャー記念賞は過去にデヴィッド・ハーヴェイやエリック・ホブズボーム、テリー・イーグルトン、ロバート・ブレナーらが受賞した非常に権威ある国際的な賞です。斎藤さんはマルクスエコロジー論が末節ではなく、経済学批判において体系的・包括的に論じられる重要なテーマであると明かし、マルクス研究としてだけでなく、資本主義批判、環境問題のアクチュアルな理論として世界で大きな評価を獲得、2018年のマルクス生誕記念イヤーにマルクス研究界最高峰の賞、ドイッチャー記念賞を31歳(受賞当時)の史上最年少で日本人初の受賞をしました。

historicalmaterialism(邦訳すると史的唯物論)はマルクス研究を中心とする学会としては世界最大の団体であり、Versoの編集者セバスチャン・ブゼンが中心となって創設されました。ドイッチャー記念賞の事務局とは異なる団体ですが、近年、ドイッチャー記念賞の受賞講演はこの団体のカンファレンスで開催されています。
マルクス研究を中心に」、というのは必ずしも斎藤幸平さんのようなマルクスを直接対象とした研究だけでなく、左派的な研究、社会科学やアート、アクティビストによる実践報告などを含んでいます。
今年のシンポジウムには『アナザー・マルクス』を翻訳された江原慶氏や
労働と思想』でスピヴァクについて寄稿された西亮太さんもご発表をされます。

斎藤幸平さんはこの渡英のわずか5日間で合計6本の発表をされますが、それも斎藤氏の研究に対する国際的な注目度の高さを表すと同時に、それだけ発表の場があるという左派的な研究における土壌の豊かさを表しているともいえます。

気候変動・移民などグローバルに対応する必要のある社会問題、その根本として共通する資本主義の問題・その関心にこたえる研究として、日本でもますますこうした研究が発展することが求められるでしょう。

【斎藤幸平さんマルクス研究関連著作】
nyx叢書003『大洪水の前に:マルクスと惑星の物質代謝
『大洪水の前に』201部限定特装版
nyx叢書002『マルクスとエコロジー:資本主義批判としての物質代謝論
『nyx』3号 第一特集「マルクス主義からマルクスへ」

国際カンファレンス"nature, technology, metaphysics"開催

019年6月6~7日、ボン大学においてマルクス・ガブリエル氏がディレクターをつとめる the International Centre for Philosophy NRW(ノルトライン=ヴェストファーレン州 国際哲学センター)主催の国際カンファレンス"nature, technology, metaphysics"が開催されます。

公式サイト案内ページ Nature Technology Metaphysics

Das Internationale Zentrum für Philosophie NRW (IZPH) veranstaltet eine Tagung zum Thema ‚Nature, Technology, Metaphysics‘. Die Tagung versammelt Philosophen aus japanischen und deutschen Universitäten, um sich mit den Herausforderungen auseinanderzusetzen, mit denen die Philosophie sich im 21. Jahrhundert konfrontiert findet. Insbesondere der Problemkomplex von Natur, Technologie und menschliche Lebensformen wird dabei in den Fokus gerückt. Eine neue globale Metaphysik und Ontologie kann nur entstehen, wenn Denker aus Ost und West gemeinsam die dringenden Fragen adressieren.

(邦訳準備中)

本カンファレンスは2018年のマルクス・ガブリエル氏の来日をきっかけとして、ガブリエル氏とセバスチャン・ブロイ氏によって企画されました。
日本からは下記の登壇者が参加されます。
堀之内出版は共催として参加、本カンファレンスを書籍化いたします。
詳細は順次公開いたします。本カンファレンスに関する取材・お問い合わせ等は堀之内出版までお願いいたします。

登壇者
板東洋介 Yosuke Bando
発表 「「東洋的無」は存在するか?」Does "Eastern Nothingness" really exist?
皇學館大学文学部准教授。専攻は日本倫理思想史。1984年生まれ。受賞歴に日本倫理学和辻賞(2010年)受賞。著書に『徂徠学派から国学へ─表現する人間』(単著、ぺりかん社、2019年)、『日本朱子学的新視野』(共著、商務印書館、2015年)、『岩波講座日本の思想 第四巻 自然と人為─〈自然〉観の変容』(共著、岩波書店、2013年)他。
Bando Yosuke is an associate professor at the Faculty of Letters, Kogakkan University, Japan, where he researches and teaches Japanese Ethical thought, especially its pre-modern thought such as Confucianism and Shintoism. He was born in 1984, and was awarded the Watsuji reward by Japanese Society for Ethics in 2010. His selected publications are as follows; From the Sorai school to Kokugaku (2019), New Perspective for Japanese Zhu Xi school of Neo-Confucianism (2015, co-authored), Nature and Artificiality: the Translation of the Notion of “Nature” (2013, co-authored).


セバスチャン・ブロイ Sebastian Breu 
発表 From Minecraft to Planetary Logistics. “Enframing” Heidegger Historically.
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学(表象文化論)専攻。研究領域はエピステモロジー、メディア技術論。1986年、南ドイツ・バイエルン生まれ。受賞歴に、池澤夏樹安部公房の翻訳で第一JLPP翻訳コンクール(ドイツ語部門)最優秀賞。訳書にマーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』(共訳、堀之内出版)。


井頭昌彦 Masahiko Igashira
発表 Against metaphysically realistic physicalism(仮)
一橋大学社会学研究科教授。1975年生まれ。専門は科学哲学(社会科学/人文学)、メタ哲学(哲学的自然主義プラグマティズム)。
Professor, Graduate School of Social Sciences, Hitotsubashi University.
Discipline: philosophy of science(social sciences), meta-philosophy (naturalism, pragmatism, meta-metaphysics)
Born in 1975.
Book: The Possibility of Pluralistic Naturalism (2010=2016)
Papers: "Supervenience thesis and ontological commitment" (2009)
"Pragmatic naturalism and three issues on it" (2014)
"On the Narrativist argument for free will: To what extent do we have to unify the modal contexts?" (2017)

景山洋平 Yohei Kageyama
発表 「事実性における人間の位置と真正さ」The Place and Authenticity of Humans in Facticity
関西学院大学准教授。専門は哲学。1982年生。著書に『出来事と自己変容:ハイデガー哲学の構造と生成における自己性の問題』(創文社、2015年)。ハイデガーを中心とした現象学研究から出発して、近現代ドイツ哲学、近代日本哲学リハビリテーションの理論研究などの領域にも関わっている。
Kwansei Gakuin University, Associate Professor / Philosophy / born in 1982 / Event and Self-transformation: The Problem of Selfhood in the Structure and Development of Heidegger's Philosophy (Sobun-sha. 2015. in Japanese) / Kageyama specializes in phenomenology, especially Heidegger. He works also themes in modern and contemporary German philosophy, modern Japanese philosophy and philosophy of rehabilitation.


斎藤幸平 Kohei Saito
発表 ルカーチの物質代謝論 社会主義実在論のための史的唯物論
大阪市立大学経済学研究科准教授。日本MEGA編集委員会編集委員。専門はマルクス経済学。受賞歴にドイッチャー記念賞(2018年)。1987年生。著書にNatur gegen Kapital: Marx' Ökologie in seiner unvollendeten Kritik des Kapitalismus, Campus, 2016. 共著に『労働と思想』(堀之内出版、2015年)等。編著にMarx-Engels-Gesamtausgabe, IV. Abteilung Band 18, De Gruyter, 2019. 


立花幸司 Koji Tachibana
発表 Socrates and Human Virtue(仮)
熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授、ジョージタウン大学メディカルセンター国際連携研究員、リスボン大学科学哲学センター研究協力者。専門は古代ギリシア哲学および現代の科学哲学。1979年生。訳書にアリストテレス『ニコマコス倫理学(上/下)』(共訳、光文社古典新訳文庫、2015/2016年)、ダニエル・C・ラッセル編『ケンブリッジ・コンパニオン 徳倫理学』(監訳、春秋社、2016)など、論文に“Nonadmirable Moral Exemplars and Virtue Development” (The Journal of Moral Education, 2019), “A Hobbesian Qualm with Space Settlement” (Futures, 2019), “From Outer Space to Earth” (共著, Acta Astronautica, 2017) など。


田中祐理子 Yuriko Tanaka

発表 〈だれが(いったい/どうやって)原子をみたか〉――知覚の層化と1930-40年代原子物理学について "Who (ever/and how) saw an atom?": on the stratified perception around 1930-40 atomic physics.
京都大学白眉センター特定准教授。専門は哲学、科学史。1973年生まれ。著書:『病む、生きる、身体の歴史――近代病理学の哲学』(青土社)、『科学と表象――「病原菌」の歴史』(名古屋大学出版会)、『〈68年5月〉と私たち――「現代思想と政治」の系譜学』(共著、読書人)、『合理性の考古学――フランスの科学思想史』(共著、東京大学出版会)、訳書:グザヴィエ・ロート著『カンギレムと経験の統一性――判断することと行動すること 1926-1939年』(法政大学出版局)、池上俊一監修『原典 ルネサンス自然学 上』(共訳、名古屋大学出版会)など。
Yuriko Tanaka is a program-specific associate professor at the Hakubi Center for Advanced Research in Kyoto University. Her research focuses on the History of Modern Medicine and the Philosophy of knowledge. Her doctral study on the development of biology and bacteriology was published by Nagoya University Press in 2013 under the title, Kagaku to hyōsho; byōgenkin no rekishi [ Science and Representations: a history of "germs"].


高橋アダム Adam Takahashi
発表 Angelic Nature: Alexandre Koyré Revisited
東洋大学文学部哲学科助教。専門は西欧中世・ルネサンス期の自然哲学史。共著に『ルネサンスバロックのブックガイド—印刷革命から魔術・錬金術までの知のコスモス』(工作舎、2019年)等。

Markus Gabriel (Bonn University)
発表 Fields of Sense

Tobias Keiling (Oxford University)
発表 Formatting energy

Sergio Genovesi (Bonn University)
発表 Towards an Ethics of New Technologies

David Espinet (Freiburg University)
発表 Art, Design and the Power of Beauty

Alex Englander (Bonn University)
発表 The Creation of Nature in Hegel and Sartre

Hyun Kang Kim (University of Applied Sciences Düsserdorf)
発表 Beyond the Dualism between Nature and Technology

Jan Voosholz (Bonn University)
発表 Ethics of the Human-Machine-Nature Interaction