ZINE、商品ご案内に関して

マルジナリア書店にも色んな書籍・ZINEのご案内を頂きます。
その中で、一部「これはちょっと困るな」ということが発生していたため、いくつかのお願い事項をまとめました。
多様な本・ZINEを取扱い、ご紹介できると嬉しく、またご案内くださった作家さんと親しくさせて頂けるのも嬉しいのですが、友達同士のサークルなどではなく、「商売」でもあるのでそれに絡んで税金を納めたり帳簿をつけたり、バックヤードでの業務もたくさん抱えています。その中に「仕入れ」という「仕事」もあります。
それぞれ、やり方がわからない中で手探りであること、悪気がないことは了解しております。とはいえ、お互い気持ちよくやりとりができるに越したことはないかと思います。
書店さんごとにやり方も違うと思いますが、おそらく一般的と思われることを記載しておきますので、参考にして頂けますと幸いです。
(文責:小林えみ)


☆まず絶対にやめて頂きたいこと
・担当者の待ち伏せ
たまたま来店したときに「ちょっとお話を」というのは可能です(その時の担当の都合にもよりますことはご承知ください)。しかし、お約束をしていない状態で、開店前からの待ち伏せや出勤時間を聞き出しての待機はおやめください。どうしてもお会いになりたい場合、マルジナリア書店の場合はメールアドレスを公開しておりますので、そちらでアポイントをご確認ください。
・商品を置いていく
担当がいないときに、置いて行っていいものは「こちらで廃棄しても問題がないもの」、ご案内のチラシや販促品のみです。ご自宅に「購入を検討してほしい」とお米やお水を置いて行って「いらなければ着払でいいので返してください」と言われても、送る手間なども考えたら「勝手に置いていかないで欲しい」ですよね。店舗、本も同じです。担当と「検討します」等のお話が進んでいる場合も、「ついでがあったので、とりあえず〇冊置いていく」ではなく、硬い言い方をすると当店と「売買契約が成立してから」、どういう条件で何を何冊、という約束が成立してからお願いします。

 

☆ご案内を頂く場合
・まずはメールでPDFをお送りいただけると嬉しいです
これはお店ごとによって「望ましい」は違うと思いますので、あくまで当店に関してです。たまたまご来店の時に、こちらに時間があればお話を聞くことも可能です。時間を問わず、確実なのはメールでのご案内です(marginalia.bsあっとgmail.com)。ただし、メールも多数頂きますので、可否のお返事もお約束はできない点、ご了承ください。これもご自宅に色々なDMが届くということを考えたら、それにそれぞれ毎回「いりません」という返事はしていないですよね、という感覚でお考えください。また、その場合も「必要としていないからいらない」の場合や「必要なときはこれを買おう」だったりすると思います。それも同じで「返事がない」「すぐ仕入れないからずっといらない」ではなく、タイミングを見ている場合があります。
知りたいことは下記です。
①本の内容、②大きさ(ページ数)③販売価格④仕入れ条件(特に決まりがない場合は買切6掛、委託7掛:期限1カ月で送料・返送料は持ち込み者負担)
また、弊社のストアのお問い合わせ欄は、お客様のものとしてご用意していますので、こちらからのご連絡もお控えくださいますよう、お願いします。「ここしか見つからなかった」という場合もあるかと存じますが、この欄にたまたまたどり着いた場合でも下記のように「営業の案内お断り」の文面を掲げてますが、それでもなお送ってこられる方もおられます。ただ、そこまでご案内を見て頂けない方と一緒にお仕事できるか、ということはむずかしいように思います。





・アポ取り
余裕をもってご連絡くださいませ。まれに「メールを送ったのですが」と当日に再度お電話を何度も頂く場合などがあるのですが、お客様の対応を最優先させていただいており、営業関連に関して即時対応する、ということは個人商店では難しいこと、ご承知おきくださいませ。
・サンプル送付

繰り返しですが、これも当店で処分しても構わない場合のみお送りください。返送が必要なものをお送りいただき、こちらで返送の手間をとることは、厳しい言い方をすれば作業費・手間賃を頂きたいくらいのことだとお考えください。
・商業出版をされている作家さんからのご案内
こちらも嬉しいのですが、実際の仕入れなどは出版社さんを通じて行うことがほとんどですので、出版社さんとも作家さんのご案内についてはご確認をなさってください。条件や状況について、作家さんと出版社さんの認識が違う、ということなどのないようにお願いしたいためです。そのため、仕入れや販促などでご相談できる出版社の営業・編集の方のご連絡先などもあわせてご教示頂けますと幸いです。また、出版社に在庫のある商品は出版社からの仕入れをさせていただき、出版社がすでに絶版で作家さんの手持ち在庫のみを営業されている場合のみ、「商業出版したものを作家さんから仕入れる」とさせていただきます。

 

☆納品時
・納品書と請求書を必ずお送り下さい
出版社等で「後送」が慣例になっているところを除き、特に個人間の売買において、あとで「証拠がない」と双方で困惑することが生じがちです。基本的に「モノと一緒に納品書」をお願いします(請求書は後送でも大丈夫です)。

 

仕入れるのは「良い作品」で仕入れない商品は「ダメな作品」か
ここもよく誤解があるところなので、改めて記載いたします。
例えば、多くのイタリアン料理屋さんで「寿司」は置いてないし、お寿司屋さんで「パスタ」も置いていないですよね。どちらが美味しいか、ではなく、それぞれのお店や専門によってメニューが異なるわけです。ご飯屋さんよりは、本屋は多くの種類を1店で扱うことが普通ですが、お店ごとにメニューが異なります。「Aを置いているなら、私の本Bも」と思った時に「置く/置かない」の判断は、お店ごとによって異なるので、単純にAとBの比較でもありません。また、場合によっては「今月の仕入れ予算をもう埋めてしまっている」からかもしれません。したがって「良い作品だから」というゴリ押しをしても「どれも良い作品」ですし、仕入れないからと言って必ずしも「ダメな作品」ではありません。「今回は合わなかったかな」ぐらいの気持ちで、また次の本がでたらご案内頂いたり、「猫の本だから猫の日の前にもう一度」など、ご連絡頂けると良いかと思います。
本と読者の良い出会いを目指して、作家・出版社の皆さんと共に歩んでいけると幸いです。